チリ 7【死海より塩分濃度が高いLaguna Cejarを目指してマウンテンバイクで疾走したらテンション下がった】

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【現在地：日本／福岡】

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2017年2月5日（日）

アルゼンチン、サルタからチリのサン・ペドロ・デ・アタカマにやってきました。

チリで最も古い町と言われ、1時間もあれば周りきれちゃうくらいの小ささ。
日差しも強く、日干しレンガの平屋が並んでいる様子から砂漠の町って感じがします。

ここ、アタカマは空気が澄んでいて雨が降らない土地なので星空鑑賞のツアーや、月の谷という月面を思わせる砂漠地帯を巡るツアーが超人気！



でも僕はそれよりもすんごく行ってみたい場所がありました。
それは、、、Laguna Cejar

そう、人が浮けちゃう湖！
死海より塩分濃度が高いらしく、泳ぎが苦手な僕でも浮けるから、ここは絶対行きたい！
でも、ツアーで行くと15000ペソ（2632円）くらい取られるから自分で自転車をレンタルして行くことに♪( ´▽｀)

自転車のレンタル料は半日3500ペソ（614円）
　　　　　　　　　　1日6000ペソ（1053円）

行って浮いて帰ってくるだけなので、半日のマウンテンバイクを貸していただきました。

パスポートを預け、鍵と地図をもらっていざチャリ旅スタート♪

片道約20kmの旅。
思ったより距離があるけど、道はそんなに悪くないからサクッといけそう！

って思うじゃないですか。
いや、それこそ走り始めは本当に快調だったんですよ。



でもね、10kmを超えたあたりからだんだんとお尻が痛くなってきたんです。

あのね、久しぶりに自転車に乗るし、しかもサドルが硬いから漕ぐたびにお尻が刺激されておもいっきり叫びます



 「お尻痛いよ〜！！！！」 って。



あ、ちなみに一人じゃありません。
日本人の男の子と一緒にいきました。
彼は平気そうです。
僕が脆弱なだけでしょうか（笑）



そして日焼けが半端じゃない。



正直なめてました。
日差しが強すぎる。
日焼け止めを塗っていないからあっという間に肌が赤く染まる。
気温はそんなに高くて、カラッとしているけど、ジリジリと太陽が肌を刺激してくる。

彼は平気そうです。
若い子は元気で羨ましい。
おじさんはもうヘトヘトですよ。



それでもこの広大な景色を見渡しながらマウンテンバイクを漕ぐのは気持ちいい。
爽快感があるし、地球を走ってる感じ満点！
遠くの方には富士山より大きいVolcán Licancabur（5920m）とCerro Juriques（5704m）も見えます。

目的地まであと2kmってところで木陰を発見！

こんなところに大きな木が1本だけ生えてるなんてきっと神様がご褒美をくれたんだろうな！

もちろん休憩しますよね。
水分補給。あぁ幸せ。木に救われた。

目の前に広がる白の世界。全てが塩。

ちょっと手にとってみました。
地中に溶けていた塩分が猛烈な太陽の光に晒されて地表に結晶として現れてたんですね。

休憩もほどほどにして再びマウンテンバイクにまたがります。
そして町から約1時間後、Laguna Cejarの入り口に到着。

ゲートの先にはLaguna Cejarが！！！
やばい！早く入りたい浮かびたい泳ぎたい！！！！！

入場料は外国人は10000ペソ（1754円）
　　　　チリ人は5000ペソ（877円）

え、自転車レンタル代と入場料合わせたら、ツアーで来ても金額は大して変わらんやん（笑）
まぁしょうがない。とりあえず入れればそれで良し！



建物の中にいたおばちゃんに入場料を渡そうとする。



そこでおばちゃん、まさかの一言。






「湖で泳げないけどいい？」






は？
何言ってんの？



一時思考回路停止。




続けておばちゃんが話す






「アルセニコ！ムーチョ！ノ！ナダール！」






オォ、わかりやすく単語って言ってくれたんだろうけど、知らない単語いっぱい、、、



このあと、おばちゃんとなんとか意思疎通をはかった結果、こういうことでした。



今はアルセニコ（Arsénico：ヒ素）の濃度が高くて人体に悪い影響が出るから今は入れない。
以前は確かに湖に入って浮かぶことできたけど、ここ最近は入れなくなってしまった。




えぇ、、、
せっかく自転車レンタルしてお尻痛くなりながら炎天下の中漕いできたのに、、、
レンタル屋さんでなんでこのこと教えてくれなかったの、、、



湖はもう目と鼻の先なのに、、、、

こんな感じで浮かびたかったのに、、、

はぁ、人生はうまくいかないこともありますね、、、

来た道を引き返し、とぼとぼと帰るのでした、、、（笑）

そして頭が痛くなってきた。

標高が高いところで急激な運動をしたからきっと高山病の症状が出てる。

薬持ってないから買わなきゃ。

高山病の薬は、日本では処方箋が必要だけど、ボリビアやペルー、チリではいらないという情報を他の人のブログから得ていたので、薬局に行く。

「あの〜高山病の薬ください」

事前に調べていたパッケージの写メを見せる。

「買えないわよ、処方箋が必要なの」

ねぇ！もう！今日は本当にツイテナイ！

しょうがなく頭痛薬を購入　1300ペソ（228円）

手持ちの頭痛薬も残りわずかだったのでまぁいいか。

って感じのアタカマ初日でした。

次回は月の谷のツアーについて書きまーすb

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